Semicolon

ネイティブでも間違えて使ってる人が多いセミコロン。
文章を書くのに必須ではないけど、使えると便利な時もあるし、ちょっと頭良さそうな雰囲気を醸し出せる。使いすぎて文章が固くなったりするのには注意。

ちなみに最近のトレンドとしては、あまり使われていないです。
悲しい・・・。
個人的にはとても好きなのですが。
ただ、論文などでは相変わらず使われますし、使えればとても便利だと思うので知っておいて損はないと思います。

基本的な考え方としては「セミコロンは、2つの独立したセンテンスを1つにまとめるもの」です。
セミコロンの前も、後も、いわゆるSVの揃ったフルセンテンスでなければならないのです。

「独立したセンテンスなら、普通にピリオドで区切ればいいじゃん」と思うかもしれません。
いえいえ!
違うのです!全然!これが!

前にも解説したことがあると思いますが、英語は「喋る言語」です。
ピリオドがついてしまと、そこで「ふぅ、ひと呼吸」と落ち着いてしまいます。
でも、セミコロンなら、ピリオドではないので、一気に2つの内容を読ませることができるのです。
それによって、前後の2つの内容の関連性が強まるのです。

もう1つ、例を見ていきたいと思います。

"I realized immediately that this exam was going to be a disaster; the downfall of my life has just begun."
「テストが悲惨な結果になることは見てすぐにわかった; 私の人生の転落がはじまった瞬間であった」

セミコロンを付けることで、前後の内容を瞬時に悟ったような、頭の中で考えたような、スピード感が出るのがわかるでしょうか?

セミコロンをピリオドに変えると:

"I realized immediately that this exam was going to be a disaster. The downfall of my life has just begun."

ちょっと落ち着きましたね。先ほどより焦ってないようです。落ち着いて分析している印象です。


※長いリストを区切るためにセミコロンを使うこともありますが、この場合はフルセンテンス同士でなくても大丈夫です。
*ちなみにチャールズディケンズもセミコロンを愛用していました。1つのパラグラフがセミコロンで区切られただけの1つのセンテンスだったりすることが多く、現代陣の自分からしたら本当に読みづらかったです。なんなの?当時のイギリスで流行ってたのこれ?もう二度とピップの延々セミコロン区切りの初恋話とか読みたくない。