
アメリカ育ちならシェイクスピアくらい余裕だよね!
いえ・・・
全然・・・!
日本だと古文のようなものでしょうか?古文を学んだことがないのでわかりませんが。
言葉が古いし、難しくて初見の単語が多いし、thyとかthouとかもうやめてくれ。
さらに詩的な表現が多く、非常に回りくどい書き方をしているので、全てが相まったちんぷんかんぷんです。
なんとなくはわかりますよ。
ロミオとジュリエットが浮かれてんなぁ・・・くらいは(汗)。
暗号を読み解くように、辞書をひきながら読めばわかるのかもしれませんが、時間がかかりすぎる。
特に我が家はなかなかの貧乏家庭だったので、インターネットは電話回線でつながっており、つまりインターネットを使ってる間は常に電話使用中かつ電話使用料金がかかってしまうという大きな問題を抱えていたわけです。これを節約するには、回線を繋ぎ(これが数分かかる)、お目当てのページに瞬時にアクセスし、ページが表示されたらまた回線を切る。そしてじっくり読む。このような状況ではインターネットで単語をサクサクと検索しながら勉強するようなことも不可能だったのです。
また、アメリカの高校は宿題の量が膨大で、国語だけにそんなに時間を費やすわけにはいかないという事情もありました。
話がそれましたが、そのようなテクノロジーの壁と、己の能力の壁と、限られた時間という壁があり、シェイクスピアを非常に苦手としていました。
しかし、ある日何気なく友達にどうやってシェイクスピアの小テストの準備をしているか聞いたら、思いがけぬ答えが返ってきたのです。
「スパークノートを読んでるわ!がはは」
スパークノート・・・?
Spark Notes:学校でよく課題として出される難解な書物の要約文と解説をチャプターごとに提供するとても親切なサイト。教師からは「不正スレスレ」との批判の声が高い。
実際、一部の超まじめな人以外はスパークノートを補助的に使って勉強していました。
もちろん、スパークノートだけで通用するのはせいぜい「読んだかどうかチェック」の小テストのみ。
成績の大半を占める期末テストやエッセイ課題などでは、やはりきちんと内容を自分なりに綿密に考察する必要があります。
でも、大まかな内容すらわからずに考察するのと、わかっていて考察するのとでは天地の差!
まさに神サイトでした。